政治はハイラーキーの出現のために、とても大切なテーマです。政治は山羊座的なテーマですが、冥王星が水瓶座に移動したとしても、引き続き大切なテーマであることには変わり在りません。
日本の衆議院解散選挙、アメリカの大統領選、兵庫県知事選…どちらも「はて?」と首をかしげる結果となりました。直観的に三つの選挙結果の構造は似てると思います。どれもが「闇を炙り出すための結果」であり、私が最も強く感じたエネルギーは「変化を求める閉塞感」でした。つまり勝利した政治家の人格や政治信念よりも、彼らが選ばれたことで「将来的に起きる変化」が選挙権があった民衆の願望であるということ。
前々からトランプ氏は、この地球のジョーカーのような存在だと思っています。(映画のジョーカーじゃなくて、ほんとトランプのジョーカーね)カード遊びでジョーカーが手元にあると勝負から降りることができない。そのジョーカーを使って変化を起こさなければゲームには勝てない。彼はゲームチェンジャーのエネルギーがあります。良くも悪くも「変化」は必ず起きるでしょう。
水瓶座の石破総理と、獅子座の斎藤知事は不動の十字架に日本人を貼り付けています。不動宮には理想によって「熱誠を成長させる」という性質があるので、「自分からは変わらない」が、周りが彼らに合わせて変化するーというエネルギー作用が自然に起こるのです。
変化を求める大衆の欲求が、ハイラーキーの出現を加速させるほどの変化を彼らが社会にもたらしますようにー、私は祈りたいです。
そして(ここが秘教徒には最も大切)ハイラーキーは「出現」を計画していますーその時期は2025年ウエサク祭までは決定されませんが、彼らが出現する計画に変更はありません。彼らはいつか必ず姿を現すのです。その時のために「政治は清潔でなくてはならない」とDK大師は書いています。政治も、今回の選挙活動も「清潔」だと胸を張って言える候補者はいるのでしょうか。
清潔な政治を「ありえない、政治は綺麗ごとではできない」と諦めるのではなく、人間の善を表現するのが進化の方向であれば、人が行う政治もまた「善をなさんという意志」の清潔さを目指してほしい。その清潔な政治の創造に先立って起こるのが破壊であれば、政治の浄化のチャンスにつながってほしい。それがハイラーキーの出現に先立って起きていきますように。
水瓶座に移動する直前に起きた選挙での「はて?」は、ハイラーキー出現のために必要な「第三の政治情勢の出現」のための破壊への序章であり、問題点を明らかにしたプロセスだと私は信じたいです。2024年に民衆が選んだ政治家は「破壊という変化」を起こすためには良い選択であったとー20年後には思えますように。これから破壊が起きて、未来へとつながる新しい政治の兆しー新しい政治情勢が水瓶座冥王星の20年に現れますように。
したがって、外的顕現に向けた準備の仕事は、人類との関係に限れば、三つの局面つまり段階に分かれる。 最初のグループは世界中に散らばった少数の孤立した弟子やイニシエートたちが、破壊という重要な仕事と原則の提唱を行っている現在の段階。次の段階の仕事を進める弟子やイニシエートたちからなる最初の組織化された集団のために、彼らは道を整えている。 ハイラーキーの出現のこの段階は、孤立しながらも勤勉に働く弟子たちからなる第1グループの奉仕が効果を発揮するかどうかにかかっている。彼らは世界奉仕者の新集団の古参のメンバーであり今日、人の子らに混じって働いている人々である。彼らから仕事を引き継ぐのがこの第2グループであり、キリストの再臨に向けてもっと統一的な準備を始めるのが彼らの仕事である。第1グループは、人類を可能性に備えさせる。 第2グループは、再臨そのものに向けて明確に準備する。彼らは過去の残骸の中から蘇る未来に向かって建設し、その残骸を取り除くであろう。正しい人間関係に関するいくつかの基本的な概念を人々の心に植えつけるであろう。彼らが権力を得て認知されるようになるとき、彼らが当面行うグループ・ワークは、政治情勢を緩和させ浄化すること、そして、民主主義を支配すると共に―民主主義とはいくらか異なった―ハイラーキーの統治方法も条件づける諸原則を融合させることにつながるアイディアを提示することである。この努力によって第三の政治情勢が生まれるが、その政治情勢は、知的ではない一般大衆による選択によって決まるのではなく、またハイ ラーキーの統治手法に明らかに伴う統御に完全に依存するわけでもない。この新しいタイプの政治的な指導形態は後に現われるであろう。 ハイラーキーの出現・下巻 p.269-272
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