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執筆者の写真2025年研究会

皆既日食は混乱を引き起こすのか?

更新日:4月10日

2024年の4月の新月は皆既日食。くわえて彗星も到来。そしてホロスコープで確認できるように惑星が水瓶座から牡牛座に集まり、特に日食時は魚座の火星/土星、そして牡羊座の金星/太陽/月/水星、牡牛座の木星の7天体の直列が肉眼で観測できます。(海王星と天王星も含まれますが、肉眼でみえません。そして日本では観測できません)


皆既日食は、珍しいことではありませんが、彗星や惑星が直列する皆既日食のため「1000年に一度」といわれます。





この日食は北米でしか観測できないため、日本では盛り上がっていませんが…台湾の大地震のみならず、珍しく米国東部で震度4の地震が4/5に発生したことで、海外の秘教徒、秘教占星学者が、この皆既日食の話題で盛り上がっています。そして緊急の瞑想会が今夜(日本の真夜中)にオンラインで開催されることになりました。ここで大切なのは、やはり瞑想です。しかし…


 

皆既日食の「プロパガンダ」と「スピリチャル利己主義」に踊らされるな。


実際に、この皆既日食は、彗星と惑星整列も伴うので、ものすごくパワフルです。

だから瞑想を推奨するけれども、発達段階によって瞑想のテーマは変わってくるでしょう。

①体の不調を整えるために、リラックスした瞑想やヒーリング。

②社会不安を煽るプロパガンダエネルギーではなく、ただ純粋に自分とつながる。

③スピリチャル利己主義を煽るエネルギーではなく、魂意識(善)とつながる。

④純粋な経路を提供できる奉仕者として、(善も悪もない)パワフルな宇宙エネルギーを、安心安全に地上に根付かせる。


秘教瞑想は最初の3つを網羅できる④に該当します。「高位は低位を内包できる」という知恵は、瞑想法でこそ理解できるものです。自分の成長段階に正直になることで、該当する瞑想法を習得することを心からお勧めしたいです。


私も4/7はアジアの合同瞑想会、そして8日夜はエナジーワークと秘教瞑想で、安心安全にエネルギーにつながり放射する瞑想の場を開催します。



 

古代の人は戦争を終わらせ、現代人は野球の試合開始時間を遅らせる。


まずは「日食の戦い」の説明をします。皆既日食には、天体の現象が人間に与える影響だけではなく、軍事的意義としての影響も歴史に残っています。 紀元前に起きた通称「日食の戦い―The Battle of the Eclipse

紀元前 6 世紀初頭、アナトリア(現在のトルコ)でメディア人リディア人の間で、土地の支配権を巡って戦われたが、皆既日食がもたらした突然の暗闇は、「神の兆候」と畏敬と恐怖を人々にもたらし、即時停戦につながり、メディア王の娘とリディアン王との結婚によって終結した。 自然現象が古代社会の意思決定プロセスに影響を示した実証として残っている。


History Unleashedからの引用です。 ~古代世界における天文学、文化、政治の相互関連性を根底的に評価し、自然の出来事への理解が人類の歴史の進路を形成する方法を、皆既日食は明らかにしてくれる。 「日食の戦い」は、地上波に影響を与える宇宙の力の証しであり、人類が常に宇宙と結びついてきた過去とあり方についての理解を豊かにする物語である~ This event underscores the interconnectedness of astronomy, culture, and politics in the ancient world, illustrating how an understanding of natural events could shape the course of human history. The Battle of the Eclipse is a testament to the power of the cosmos in influencing terrestrial affairs, a narrative that enriches our understanding of the past and the ways in which humanity has always been linked to the universe at large.




今週の皆既日食で、ウクライナとロシア、パレスチナとイスラエル、どちらかが「神への畏敬」から戦争を終結させる可能性はあるでしょうか。残念ながらゼロのはず。良くも悪くも、人間のマインド、知性は進化したのです。野球の試合開始時間が遅れたり、観測ツアーが盛況だったりするぐらいが、皆既日食がもたらす現代の影響です。私が神様なら「皆既日食の脅しは通用しなくなった」と残念に思うでしょう。


しかし、本当に皆既日食は「地球外で起きる珍しい現象/天体ショー」なのでしょうか。それだけの意義なのでしょうか。


私はここで秘教本の智慧を思い出します。「光線とイニシエーション」には、肉体での生活を終えたイニシートが、地球に流入する宇宙エネルギーを操作する役職につくものもいる…と書いています。ハイラーキーの大目的である「人間意識の拡大」のために、必要であればエネルギーを引き込み、必要でなければ引き入れない。その匙加減を操作する存在(肉体はない)が、この地球にはいるのです。


そこから先は、みなさんの洞察にお任せしますが、仮にエネルギーが流入するなら、それを善へと流入させる役割を担うのが奉仕者であり、先ほどの瞑想④が該当します。


皆既日食などに驚かなくなった人類に、ハイラーキーは、エネルギー操作するイニシートは、どう皆既日食に対応していくのか。


私は「皆既日食が、彗星が混乱を起こす」という、皆既日食プロパガンダは、秘教語でいう「イリュージョン」だと思います。しかし、同時に皆既日食や彗星が、全く何の影響も与えない…と考えるのも、的外れだと思います。宇宙からのエネルギーは、人体のみならず、マインドや感情に影響を与えることは確実であり、実感として受け入れている真実ではないでしょうか。


その間の「中庸」というmidwayに立ちながら、必要なことをどう伝えるのかーその工夫は、弟子としての責任であり奉仕だと感じるのです。

 

ここで、再び4/1にシェアした文章を、再度掲載します。明確に「彗星」とか「皆既日食」とは書いていませんが、みなさんの洞察にお任せします。


あなたが純粋な経路となる瞑想努力を続けてきたなら、この機会が奉仕の機会となりますように。





光線とイニシエーション(上巻)

P.28-36 序説①

*この文章は研究会で朗読しやすいように多少の編集をしています。全文しっかりと読みたい方は必ずAABライブラリーから購入下さい。




したがって、私たちの惑星生命の完全に外側に起源がある降下するエネルギーのラインがある。このエネルギーの流入、周期の法則のもとでの必然的なその影響、物質界で引き起こされるその結果は、 人類がこの時期痛いほど気づいているすべての変化を生じさせてきた。そして、今もそうである。これは過去と未来を直接衝突させるが、このように言うことで、私は人類が把握できる最も深い秘教的な真理を述べた。


エネルギーは最も低い下降点にすでに到達しており、そのため、現在の機会の性質が変化しつつあることも付け加えたい。これらのエネルギーは今、転換点と呼んでもよい地点を通過し終え、上昇点に達している。それらは、下降するときには刺激を生み出し、上昇するときには変性と抽出を生み出す。一方の影響も、他方の影響と同じように変えがたいものである。上昇するエネルギーの必然性と、それらが引き起こす影響にこそ、将来の希望全体がかかっている。 


したがって、エネルギーの下降が周期の法則のもと―いくつかの新しい「インスピレーション」、未来に向けてのいくつかの新しい「希望の種子」、さらに何人かの活動的な仲介者をもたらすということがあなた方にも明らかであろう。彼らは、準備、促進、来たるべき新時代のすべての企画、 こうした仕事に対する責任を担っており、これからも担うであろう。



 

追記:私の秘教占星学の先生であるPhillip先生の解説(一部のみ翻訳) 先生の洞察が正しいならば、日食が起こる牡羊座のエネルギーが、地球のエーテル&アストラル体に刻印を記すのでしょう。旧来の占星術で牡羊座を「火星」戦いの惑星とよむか、秘教的に「水星」弟子の惑星としてよむか。自分自身の意識があるところで、「顕教(一般)か、秘教か」を自らが選択して「エネルギーは思考(選択)にしたがう」とするのがよいでしょう。私自身は「水星・牡羊座」として「この世界に新しいアイデア、新しいインスピレーションを誕生させるために、宇宙エネルギーの流入ををサポートする」が、秘教徒としての新月のテーマであり、瞑想を通じて貢献できる奉仕に感じます。


また牡牛座にある木星と天王星のコンジャンクションも同時に刻印されるとしたら、変化のスピードは速まるかもしれません。牡牛座は「イルミネーション」です。今まで感じていた違和感に光が当たりますように。


平均して、毎年2回の月食と2回から5回の日食がある。日食は、おそらくもっと主観的で気づかれないような、深遠な影響を及ぼす。 日食は、それが起こる星座の質を増幅させ、惑星のエーテル体、あるいは地球のアストラル体に刻印を刻む。おそらくこれは、「アストラル的に二極化」している人類の大多数にとって、より適切なものだろう。このホロスコープの「スナップショット」はエーテルに刻印され、数週間後、数カ月後、あるいは数年後に惑星の通過によって活性化される可能性を秘めている。









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