今週の5月23日は双子座の満月。秘教徒は「キリストの満月」として、キリストが毎日唱えているマントラ「大祈願ーthe Great Invocation」を通じて、キリストと仲間である世界の奉仕者達に意識をつなげます。イースターの満月、ウエサクの満月、そして最後にキリストの満月で、秘教徒は三か月にわたる奉仕の日々をいったん完了とさせます。
この時期は、地球の科学的な要因によってハイラーキー(霊的存在)との間のヴェールが取り除かれ、彼らのエネルギーが人類に注がれやすい時期と、古代から言われていました。
満月時間は23日の木曜夜。その前後も満月時間と言われます。今週のどこかで、一回だけでも大祈願を唱えてみませんか?大祈願を唱えることで、霊的ハイラーキーと意識をつなげ、そして世界の愛と知性を刺激するエネルギーが、あなたを通じて地上に根付くのを感じてみてください。
ここからの文章は、2024年の「大祈願の日」によせて発信された、ルーシストラスト秘教本部の招待状、その要約です。
今日、多くの人々にとって、世界情勢は悲惨なものに見えている。政治的、経済的、社会的、イデオロギー的な危機が表面化している。
しかし、これらの危機の根底にあるのは、意識と価値観の危機であり、人類を精神的潜在力のより高い表現へと向かわせるものである。過去と未来、利己主義と集団の福祉、集団のカルマと霊的運命といった、古来からの対立が激化しているのだ。
善意、分かち合い、協力、団結といった価値観に基づく世界を求める大衆の願望が、精神的な緊張状態を生み出している。この願望が単に人類の集団的な願望の一部となるのではなく、スピリチュアルな領域にとどく大祈願に集約され、高位へと推進されるとき、それは意識に大きな変化をもたらし、人類が最高の価値観に基づいて行動することを可能にする。
結局のところ、世界の問題は人類が作り出したものであり、人類が解決すべきものである。
しかし、霊的生命の本質は「神性のエネルギーは豊富に利用可能である」ことを明らかにする。つまり魂の領域にいる悟りを開いた存在者たちを呼び起こすことで、高次の愛が私たちを通して世界に流れ込むことを体験して、私達が決して孤独な存在ではないことを知るのだ。
キリストの満月の日に、大祈願を広く使うことで、人類はスピリットと物質の架け橋となり、スピリチュアルなエネルギーを受けとり、惑星の生命ーすべての生きとし生ける存在に分配しよう。
大祈願は、約80の言語や方言に翻訳されている。2024年のキリストの満月、5/23に大祈願を唱えることは、地球と人類の意識の進化を助ける奉仕となるだろう。
<次回に続く>
日本語の大祈願は公には3種類あります。私は日本語の時、以下のバージョンを唱えています。日常では英語で唱えることが多いです。
<英語バージョン>The Great Invocation
From the point of Light within the Mind of God
Let light stream forth into the minds of men.
Let Light descend on Earth.
From the point of Love within the Heart of God
Let love stream forth into the hearts of men.
May the Coming One return to Earth.
From the centre where the Will of God is known
Let purpose guide the little will of man -
The purpose which the Masters know and serve.
From the centre which we call the race of men
Let the Plan of Love and Light work out
And may it seal the door where evil dwells.
Let Light and Love and Power restore the Plan on Earth.
<日本語バージョン>
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