シリウスを自分のホロスコープに紐づけたいと思うと、迷宮に入り込んでしまいます。ご存じのように、ホロスコープは実際の天体図を反映していないため、恒星と関係づけるのは難解なのです。
しかし実際の歴史を紐解くと、シリウスの痕跡を感じることがあります。
たとえば...1950年代初頭、トランジットの天王星がシリウスとコンジャンクションしており、この時代に生まれた人々のなかにはハイラーキーとの高い親和性があり、奉仕と集合意識、そして人類への奉仕に心を砕く人が多いと、海外の秘教占星術家は言います。ちょうど現在のルーシストラストを支え導いているメンバーの世代(60代~70代)は、ベトナム戦争を終わらせたフラワーチルドレンであるので、まさに1950年代生まれの人達なのです。
天王星は1950年代、蟹座と獅子座を運行していました。それから約70年後の2032年くらいに天王星は再び蟹座を移動します。ご存じのようにシリウスと地球の整列(アライン)は蟹座と獅子座と関連しておきます。(だからいま連載しているのですが)
20世紀は蟹座13度、21世紀は14度~15度がシリウスの度数と言われますが、シリウスの影響の本質を検出するには経験豊富な瞑想者、真の霊的な透視能力者がシリウスの心理的・精神的なクオリティを感知する実験が必要だと、私にシリウスのことを教えてくれたモリーン先生は言います。しかも十分な期間にわたって実験する必要があるため、現実的にシリウスの本質を理解することは、いまの私たちには難しいと言わざるを得ません。
いま出来る手立ては、自分自身のホロスコープのなかで蟹座13度~15度が、どのような因果があるかを観察することでしょう。しかし、常に忘れてはならないのは、この方法が正解だから観察するのではなく、観察したうえで、この方法が正しいかを占星術家は実証せねばなりません。
シリウスからのエネルギーを伝達する星座は双子座、蟹座、獅子座、蠍座、山羊座、魚座であり、惑星は水星、木星、土星、天王星、海王星です。これらの星座や惑星が、ご自身のホロスコープで何かのつながりを発見したら、シリウスのエネルギーに敏感である可能性があります。これもまた観察してみてください。
ちなみに私は蟹座の15度に月があります。サビアンシンボルをよむと、パーソナリティ的には「豊かで満たされる」ですが、前度数と合わせてよむと叡智を集団のために使うと解釈できるでしょう。自分の人生にあてはまっているかーはともかく、「蟹座15度」がシリウスと関係あるとすれば、サビアンシンボルの解釈をアップグレードするのに役立つと感じました。サビアンシンボルには奥深いシンボルもあれば、あら残念というシンボルもあり、奥深さがあるシンボルには宇宙のエネルギーが流入している窓口としての可能性を感じます。その検証は2025年以降、ゆっくりのんびりと探求していきたいです。ちょうど身近に優秀な透視能力もある瞑想家がいるので。
今日の内容の落としどころが見つからずに終えるのは残念ですが、ご自身のホロスコープを探求する一つのきっかけとなれば幸いです。
8月の獅子座の満月までは、不定期ですがシリウスネタは続きます。
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