2024年7月、天皇両陛下を穏やかに厳かに歓迎した英国に、新しい首相が誕生。そのスターマー英新首相は「国のグレートリセット」を約束して、政権をスタートさせました。
「我が国がより大きなリセット、国のあり方の再発見を必要としているのは誰の目にも明らかだが、国の再生には時間がかかる。国の変革はスイッチを切り替えるのとは違う。今の世界は以前に増して不安定になっている。~スターマー英新首相」
この「グレートリセット(Great Reset)」は、2020年の世界経済フォーラムにおいて、パンデミックからの復興、より公平で持続可能な社会実現のために提唱。「現在の社会を構成する金融や社会経済などのさまざまなシステムを一度すべてリセットし、再構築すること」という意味で用いられている。(Wikipediaより)
この「グレートリセット」私自身は2025年のハイラーキーのコンクラーヴェと、ものすごく関係あるのでは?と前々からグレートリセットに意識が向いていたなかで、シンクロのように英国の新しい首相も「グレートリセット、そしてそれに続く痛みと忍耐」を語っていたので、海外秘教徒の論文を参考にしながら、まとめてみました。
増税しか解決方法を見いだせず、国民を納得させられない日本の政治には「グレートリセット」を主導するリーダーシップを感じませんが、せめて秘教徒として、弟子として「グレートリセット」を知ることで、大計画への感度を保ち続けましょう。
リセットという言葉は、「元々の設定があった」ことを意味しています。Re-set ですから、何かを再設定する…という意味です。いったい何を設定しなおすのでしょう?
スピリチャルな観点からいえば「最初に言葉があった」創造主が発した最初の言葉が全ての始まりなので、最初の設定は、この「最初の言葉」だと考えられます。大げさかもしれませんが、ゲームにも初期設定があるのと同じように、この現象界にも初期設定があります。それが最初の創造の瞬間です。
その「最初の言葉」とは何でしょうか?
私は神様にインタビューできるわけもないので、「何言ったんですか?」と直接は聞けませんが、叡智では「その言葉の裏には、創造主の夢があり、その夢の裏には意図があり、願望や期待があった」と言います。つまり物質を素粒子から作り出し、そこにエネルギーを吹き込んで生命体にした神さまには、何かしらの意図があったのです。
グレートリセットとはー、その神さまの最初の言葉を思い出して、そこに設定をしなおすことーと思うのです。
もちろん政治や経済、健康や食料、自然環境、教育分野…さまざまなグレートリセットがあるでしょうが、秘教徒として、弟子としては「神の願望が込められた最初の意図に戻る」ことが全てを包括する「グレートリセット」に思えます。
そして「神の願望が込められた意図」を大目的とよび、その実現の具体的な方法を「大計画」と言います。つまりグレートリセットは、大目的と大計画を思い出すタイミングともいえるのではないでしょうか?
人はどこから生まれて、どこへ行くのか?
人は何のために存在するのか?この地球は何のために、この太陽系に存在するのか?
このような根源的な問いが、グレートリセットを受け入れるマインドを作り上げるのかもしれません。秘教本を読み続けることは、この根源的な問いを自ら考える力を養うことであり、大計画というものが人類には存在しており、それは道に迷ったときの道標になるものだという確信を絶えずアップデートするものだと感じます。
初回は「グレートリセット」と大計画、そして大目的との関係性、秘教徒としてしっかりと理解したい概念を書いてみました。
次回へ続く(シリウスと同時並行連載として)
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