Vulcan-ヴァルカンという惑星をご存じですか?正確にいうと惑星ではなく、星屑の集まりです。ウエサク祭は牡牛座の満月。牡牛座と親和性のあるヴァルカンに注目することで、このウエサク祭りが楽しみになりますように。新たな意識へ心が開くチャンスでありますように。
この2024年のウエサク祭は「ヴァルカン」に注目すべしーと、海外の秘教徒から聞いていました。今日はそのことを解説します。
ヴァルカンーギリシア神話では鍛冶屋の神様。神々の~鎖を打ち破る~役割があります。神々の鍛冶屋として、人類を「過去の行動パターン」から解放するために、意識の成長を促進、最終的には欲望からの離脱につなげます。
<ヴァルカンの大きな役割>
鍛冶屋として「戦争の道具を製造」していた経緯から、人類に「意志の不適切な使用」があれば、戦争によって「不適切」を明らかにしますが、善意が人類にあれば、人類を大計画につなげます。この真理はヴァルカンの「意志と力の第1光線」の現れです。「人類が霊的意思に目覚めるためのチャンスを創造する」のですが、第1光線は創造の前に「破壊」が先立つことを忘れてはいけません。
新しい時代ー価値観の移行期において、人類とシャンバラをつなぐエージェント(仲介者)であるヴァルカンは、いずれ役割を終えたとき(地上に魂の王国が実現したとき)、「死んだ惑星」になるといわれています。それは戦争の道具が必要なくなるから、鍛冶屋も廃業ということでしょう。
<ヴァルカンの小さな役割>
基本的にヴァルカンの影響(第一光線)の影響を活かせるのは、魂との整列を達成したイニシートだけです。よって一般的な占星術ではヴァルカンは取りあつかわれません。 ヴァルカンは牡牛座の秘教的な支配星であるため、エネルギーとして統御する人間の体の部位は顎、唇、首、喉、声です。
ここで大切なのは「ヴァルカンのハンドルをしっかりと握っているか」-つまり、言葉の無害性です。人を傷つける言葉を発さず、魂とマインドを整列させて語れる人は、ヴァルカンのハンドルが握れているイニシエートです。
「ヴァルカンのハンドルが握れない人」は、言いたいことを我慢するため、話すエネルギーが顕在化するまで抑圧され、葛藤となり、牡牛座の第4光線と同じ、停滞する重いエネルギーとなるでしょう。つまりヴァルカンの「霊的意志」に意識が開かれていないため、意志力が育つまでは、水星に支配を任せるのです。
<ヴァルカンの逆行>
ヴァルカンは水星の軌道上にあるため、水星が逆行するときはヴァルカンも逆行し、言葉を解き放つ、手放す、しがらみを解くなど、解放の吉兆な時期となります。水星もヴァルカンも、何かしらのメッセンジャーです。ヴァルカンが逆行すると、日ごろは葛藤して言語化しにくい牡牛座の第4光線ではなく、ヴァルカンの第1光線のパワーが明らかになるでしょう。
ただし、魂とマインドが整列していない状態で、ヴァルカンの第一光線を使うのは危険です。言い過ぎたり、けんか腰になるかもしれません。その安全策のために、一般社会ではヴァルカンよりも「水星」に意識をむけさせ、その逆行を「忘れっぽさ」を促進することで、安全策を講じているのです。忘れっぽくなるほうが、不適切な意志力を使うよりも安全ですよね?
<2024年ウエサク祭にむけて>
ヴァルカンは一時的であれ、意識の解放を促し、高次元を垣間見たり、強烈な波動共鳴を味わうことを可能にします。このウエサク祭がヴァルカンの逆行と重なるのは、弟子にとって吉兆と言えるでしょう。
しかし先ほど書いたように、魂と体が整列していないと、そもそも水星の逆行が「意識の解放」を「忘れっぽさ」という形で促するために、整列していない意識を身体の外へと引っ張るため、「忘れっぽくなる」で済めばよいですが、意識が留守になった体に別のエネルギーが入り込む危険(憑依)を起こします。
ともかくグラウンディングと防御も、瞑想(祈願)と同じくらい大切。
そして利他心と共に「世界平和への願い」がマインドにあれば、ウエサク祭の祈願は意志の喚起を呼び起こし、ヴァルカンの霊的意思(第1光線)とつながり、シャンバラのエナジーも感じられるかもしれません。
もう、準備が整っているイニシエートは(日本はわかりませんが)世界にはいるのではーと思っています。誰か知る由もありませんが、シャンバラは直接人類に接触を始めているーことは、DK大師の言葉で残されています。
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